▼そもそも営業とは?

シンプルに言えば「売る人」です。顧客のコストよりも提供する価値が上回った時に商品は売れます。顧客の「購入理由」や「買わない理由」をヒアリングし、ニーズやリスクに対して自分が提供できる価値を言語化・提案していくことが求められます。

売上の拡大は企業にとって最重要課題であるため、営業職の採用ニーズは常に強く、基準も「コスト以上の利益を生めるか」という非常にフェアな領域です。

▼転職先の選び方

自身の年収の3倍以上の利益を生むために、以下の3つの要素を確認する必要があります。

商材

自身が「売りたい」と思える魅力的な商材か、そして顧客が価値を感じる「売れる」商材かを見極めます。

役割

プレイヤーかマネジメントか、新規開拓か既存深耕か。あるいはFS、CS、IS、チャネルセールスといった役割の適合性を確認します。

顧客

自身の知識や経験が活かせる業界か、顧客が「お金を持っているか」、自分が好きな顧客かといった視点も重要です。

▼面接のコツ

営業実績の「共通項」を見出し、即戦力性を伝えるために以下の項目を整理しましょう。

1.仕事の流れと顧客規模

SMB向けに短期間で導入するのか、大企業向けに1年かけて導入するのかでは意味合いが異なります。顧客規模(大企業orSMB)や特定の業界実績を活かせるか整理します。

2.商材単価とリードタイム

扱ってきた金額感や、クロージングまでの期間を伝えます。特に大企業向けでは、多くの関係者を納得させる工数管理能力が問われます。

3.将来の商売規模のシミュレーション

1年後、3年後にどれだけの規模になるか、ベスト・ワースト等の3つのシナリオで仮説を立て、実現のためのポイントを伝えます。

▼営業キャリアのメリット・デメリット

メリット:売上を上げることで事業成長に直接関われる点や、マーケットニーズを汲み取って起業や事業作りに繋げられる点があります。
デメリット:成果が目に見えるため、結果が出ない時のプレッシャーと上手く付き合う必要があります。

▼事例:成功例と改善例

成功例1:影響力の拡大を目指したメガベンチャーへの転身

【ケース】SaaS企業→SaaS企業(40代中盤・営業責任者)
【待遇】1200万円→1800万円超
スタートアップのCOOとして活躍後、より大きな影響力を求めてメガベンチャーへ。コンサル出身の素養を活かし、大きな組織の中でも継続した価値を提供できている実感を得ています。

成功例2:培ったノウハウで日本企業に貢献

【ケース】外資系SaaS→国内系SaaS(40代中盤・営業責任者候補)
【待遇】5000万円→3000万円+SO
大手外資系で培ったノウハウを日本企業の役に立てたいと決断。これまでの実績や業界感を活かし、個人としての数字を出しつつ組織力の「型化」を推進しています。

成功例3:営業から「経営者」へのキャリアパス

【ケース】SaaS企業→SaaS企業(40代中盤・子会社社長)
【待遇】1500万円→1800万円
当初は意向が低かったものの、企業側から「新会社の子会社社長」としてオファーを受け成立。入社後、毎年30%以上の事業成長を実現させています。

改善例1:経営層との相性と組織環境

【ケース】SaaS企業→SaaS企業(40代前半・営業責任者候補)
社長に気に入られて入社したものの、過去1年で2名の責任者が退職していたことが判明。社長が気分屋で信頼関係の構築が難しく、顧客に向き合いたい自身のスタンスと合わないため早期退職を決断しました。

▼総論

営業職を楽しむためには、やはり結果を出すことが一番です。「何を、誰に、どんな理由で」売っていくかの解像度を高め、自分が最大限に力を発揮できる環境を選んでください。